「Undercover in Tibet/チベット潜入」を観た
3/7(土)にSFT Japan主催 チベット民族蜂起50周年記念イベント~ チベット、抵抗の50年~に行ってきました。
チベット関係イベント情報|チベット民族蜂起50周年記念イベント ~ チベット、抵抗の50年~
そこで観たドキュメンタリー映画がすごい内容だったのでメモ。
チベットで激しい抗議運動が起きた2008年3月、英国Channel 4は3ヵ月におよぶ中国支配下のチベット潜入取材によって撮影された映像を放送した。
この映像を撮影するために、亡命チベット人のタシ・デスパは彼が11年前命を賭けて後にした祖国を、英国映画テレビ芸術アカデミー技能賞監督のジェッザ・ニューマンと共に再訪した。ダライ・ラマが「文化的虐殺」と形容した実態を暴くため、投獄と強制送還の危険を冒して。
Students for a Free Tibet: 日本: Undercover in Tibet
観てるのがつらくなる映像です。
亡命チベット人のタシ・デスパ氏がチベットを訪れ、秘密裏にインタビューを敢行する、という内容です。
厳しい監視の下、取材は困難を極め安全なインタビュー場所を求めて何時間もクルマで移動する。その途中で何度も検問を受ける。パトカーへの警戒、など。息が詰まるような緊張感です。
特に印象に残ったのが、
「遊牧民への定住強制」
「強制的に受けさせられる不妊手術」
「政治犯に対する拷問」
です。
「遊牧民への定住強制」は、遊牧民に「自然環境保護のため」という名目で強制的に土地と家畜を没収し町から遠く離れた地域に定住させることです。塀で囲われた定住地はまるで刑務所のようです。町から遠く離れていて交通の便もないので、今まで遊牧で生計をたてていた遊牧民に仕事はありません。貧困のため盗むしか生きていくすべはないような場所での生活を強いられるのです。
「強制的に受けさせられる不妊手術」は、チベット人の人口は激しく減少しているにもかかわらずひとりっ子政策を強制しています。ひとり以上の子供がいる家庭には払いきれない罰金を支払うか、不妊手術を強制されるのです。
手術はひじょうに粗末に行われ痛み止めのアスピリンだけで麻酔無しで手術が行われ、卵管を引きちぎる時の痛みは相当なものらしいです。チベット人が子孫を残すことへの妨げです。
「政治犯に対する拷問」では、チベット自由化運動に参して刑務所に投獄された方のインタビューでした。手錠された状態で天井から何時間もつるされる、電気棒と呼ばれる器具で電気ショックを与えられる、プールに入れられた状態で電気棒で全身に強い電流を流される、といった拷問を受けます。これは凶悪犯罪を犯した受刑者ではありません。自国の自由を主張しただけでこのような拷問を受けるのです。出所後も監視の対象になり職にも就けず生活の糧も得られないのだそうです。
「誰もが事実を話すことを恐れている」
「今日、証言(インタビュー)したことが知れれば、私は明日には逮捕されるかもしれない」
映像の中で一番強く印象に残った言葉です。
チベットに自由はありません。想像以上に自由が奪われています。
映像の最後にこんな言葉がありました。
現在のチベットは中国人よりもチベット人の方が少なくなっている。
チベット人は自国でも少数になりつつある。
中国人が増え、街の商店の多くは中国人のもの
ビジネスも中国人が中心になっている
そのため中国語が出来ないと収入を得ることが困難になっている
チベットで生活するチベット人のことばに中国語がどんどん入るようになっている
こうして2~3世代後にはチベット人の中国人化がさらに進んでチベットの言葉や文化は絶えてしまうだろう
(走り書きのため間違いあるかもです)
長い歴史と持つ文化を絶えそうとしているのです。
チベットが消えてしまう前にやれることはもっとたくさんあるはずです。
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日本語字幕がないですがgoogleビデオにありました。
チベットの現在をしるには本当に貴重な映像なのでぜひご覧ください。