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岡崎京子「リバーズ・エッジ」を読んだ

マンガの話。
これ読みました。

岡崎京子の「リバーズ・エッジ」です。
岡崎マンガの中でも最高峰とされる作品。

以下あらすじ

河口にほど近く、広く、ゆっくりと澱む河。セイタカアワダチソウが茂るその河原で、いじめられっこの山田は、腐りゆく死体を発見する。「自分が生きてるのか死んでるのかいつもわからないでいるけど/この死体をみると勇気が出るんだ」。過食しては吐く行為を繰り返すモデルのこずえもまた、この死体を愛していた。ふたりは、いつも率直で、「かわいい」ハルナにだけは心を許している。山田を執拗にいじめ抜くハルナの恋人、一方通行の好意を山田に寄せる少女、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人。それぞれに重い状況を抱えた高校生たちがからみ合いながら物語は進行する。そして、新たな死体が、ひとつ生まれる。

岡崎京子の作品は「ヘルタースケルター」は読んだことあるんだけど、全然作風が違う印象。「ヘルタースケルター」は血の味やにおいがしそうな生々しさに圧倒されるけど、「リバーズ・エッジ」は乾いてひんやりとした風やら空気やら、そんな感覚が伝わってきます。

とくに端的にあらわれているのはこんなシーン

きのう読んだ本には
2000年に小惑星が衝突して地球の生態系はメチャクチャになると書いてあった

あたしたちが24才になる頃だ

今日みたTVではオゾン層はこの十七年間で5%から10%減少していると言っていた
すでに人間が大気中に放出してしまったフロンの量は1500万トンに達し
この10%にあたる150万トンが成層圏にしみ出しオゾン層を破壊しているらしい―

だけどそれがどうした?
実感がわかない
現実感がない

こうして山田君と歩いていることも
実感がわかない
現実感がない

この場面がすごく気になりました。
岡崎京子の作品すべてに言えることかも知れないけど、
現実にリアリティーが持てない自分にたいしての焦りとかあきらめとか、
そんなものが高校生達を題材に描かれています。

  • 人気モデル業をこなすために食べては吐くを繰り返す
  • 好きでもない恋人と何となく付き合いセックスする
  • ゲイで執拗ないじめに遭い居場所がどこにもない
  • 学校の仲間どおしで交わされるウワサ話やたわいない空虚な会話

そんな現実がくだらなくって意味が持てない。現実にリアリティーが持てない苛立ちや諦めは作品中いろんなところで現れる。

これ読んで思い出したんだけど高校生くらいのときって毎日が退屈でどうしよもなくて、でもその退屈の影には何かすごいドロドロした本当の現実が隠れているんじゃないかって不安に感じてたのを思い出した。

まあだんだん現実なんて思ったよりもそっけないってことを自己完結で理解してしまうんですけどね。

という読後にヒリヒリ乾いた感触が残るマンガです。

この本貸してくれたMHzに感謝です。

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  1. 2008 年 7 月 1 日 00:52 | #1

    岡崎京子、リバーズエッジは愛読していたCUTIEに連載していました。わたしゃー高校生でした。

    青春の空虚やら絶望やらをリアルに描いていて、でも、遊びなんかじゃやけにギラギラして生々しいところもあり、生きるのって、はぁ?なんて分からなくなる若さってやつぁー、、、です。

    どうでもよいコメント、失礼いたしました!

  2. tomonozy
    2008 年 7 月 1 日 01:27 | #2

    コメントが支離滅裂だけど言いたいことはよく分かるよwww
    これ読むとみんな高校生になるね。

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