DJと聴く音楽と
VCM-100を買ってから自分の音楽の聴き方の変化を感じています。
どんな変化かというと、繋ぐことを無意識のうちに気にしながら聴いたりしています。
DJすることを考えながら音楽聴いたりするので楽曲をパーツ的に考えるようになりました。この曲ってあの曲とビートが同じだな、とかこれとあれってBPM同じだー、とか。
そうなると聴くものも自然と繋ぎやすそうなテクノとかハウスとかが多くなって、今までメインで聴いていたジャズとかソウルとかよりも聴く回数が多くなってます。
とはいえテクノとかハウスとかが楽曲として好きか、といわれるとどうやらそうでもないのです。Prodigyとかケミカル・ブラザーズとかカッコいいと思いますよ。でもMilesDavis聴いたときの感動や意識が飛ぶような強烈な刺激までは感じないわけです(ファンの方には申しわけないが)。
では何故それでもテクノとかのクラブミュージックを聴くのでしょうか?ってことを考えてみました。
考えてみるとクラブミュージックって変な音楽だと思います。
コード進行やメロディーがそぎ落とされたというか、構造的に音楽とは言えないような「音楽」を楽しむもの、という印象がある。イコライザーやエフェクターで加工され原型をとどめてないこともあり、複数の曲がどこで繋がれてるのかも分からないこともある。
ミックスしたりエフェクトすることで個々の楽曲としての存在は無くなって不定形な「流れ」になる。制作したアーティストや曲名は分からなくなり、時が経ってしまえばそれらの音楽の具体的な痕跡や記憶はほとんど失われる。パーティーやDJプレイのノリや流れでおおまかな記憶は残るかもしれないが、個々の楽曲に対する具体的な印象とその記憶はどこかへ消え去ってしまう。
ざっと書くとこんな感じだろうか。ジャズとかロックとかって一曲一曲の楽曲を手にとって愛でるような印象がある。僕は演奏したりもするので気に入った曲は採譜したりコード進行を書き留めたりするのでなおさらそう思うのかもしれない。
クラブという独特の空間でプレイされることで楽曲の持っている「独自性のある一個の作品」という形態を消失してしまうためだと思うんだけど、なんだか「これって音楽か?」と感じてたこともあります。だってあまりにもいままでの音楽と価値や意味のあり方が違うわけですし。
では人がDJしてるので聴いてどう思うかというと、
とても楽しいわけなんです。
その場を作るというか、複数の曲で一個のグルーヴを作る作業ってやはり音楽を作る作業だと思います。
そのグルーヴの中にいて場の中に溶け込んでいるのが楽しかったり。
またそういうのを作る作業をやってみたかったり。
てなことを考えたわけです。
つまり何が言いたいかというと、
誰かよいCDあったら貸してくれというこというお話でした。